夏の家庭菜園

モロヘイヤ

 

 

モロヘイヤは、最近店頭でも見られるようになったアラブの野菜です。若い茎葉を茹でて刻むと独特の粘りが出てきて、ヤマイモやオクラのような感じになります。クセがなく、ビタミンAがニンジンやホウレンソウより圧倒的に多く含まれ、ビタミンB群やカルシウム、鉄などのミネラルも豊富に含まれていることで注目されている野菜です。

 

 

作り方も簡単で、収穫時期も長く、7月中旬から霜が降りる頃までとなっています。モロヘイヤは日本で栽培され始めて間もない野菜ですが、家庭菜園でも育てることができます。まだ品質改良はされていないため、モロヘイヤの品種はひとつのみです。

 

 

元々高温なところで育つため、最低気温が15度以上でないと栽培には適しません。しかし、丈夫ですので温度と日当たりに気をつければ、家庭菜園でも大丈夫でしょう。

 

 

種まきは5月頃で、収穫は7月中旬から10月中旬です。モロヘイヤの種には毒性があるため、人間やペットが口に入れてしまうと大変です。小さな子供がいたりペットを飼っている家庭では特に注意して下さい。

 

 

モロヘイヤを栽培する場合も、やはり苗作りからスタートします。家庭菜園では日当たりと水はけのよい場所を選び、10センチ間隔で種を蒔きます。10日ぐらいで発芽しますので、株と株の間が5センチ間隔になるように間引きします。畑への植え付けは、草丈が15センチで本葉が5枚くらいのところで植え付けます。

 

 

植え付けしたあとは、根が元気に張るように十分に水をあげましょう。夏は敷きワラと水で乾燥対策を行い、草丈が50センチぐらいになったところで収穫します。